電気・ガス・水道、私達の生活にはどれも欠かせないものです。ですが、そのために環境が破壊されているのも事実。今後はムダなエネルギーを使わないよう、各家庭でできる事をしていかなくてはなりません。
最近では家を建てる際に太陽光発電も設置してしまう方が多いようです。太陽光発電を設置しオール電化にした家庭は、他の一般家庭に比べてCO2の排出量が約60%も削減されます。これは石油消費に換算すると、年間で18L缶を約52缶分も節約したことになります。また、昼間の電気をかなりまかなう事ができるため、電気代も節約できます。さらに使わなかった電気を電力会社に売ることも可能です。
断熱リフォームは屋根・壁・床など様々な箇所で行うことができます。今のお家のまま壊したりすることなく、屋根裏や床下から断熱材を入れたり、吹きかけることも可能です。夏はエアコンがよくきいて涼しく、冬はすぐに温まるようになります。その他、結露・カビ・ダニの防止や防音にも効果があります。各お宅でどこをどうリフォームしたほうが効果的か違いますので、建築士にご相談いただくと確実だと思います。
古い物でも大事に長く使うことはとてもいい事だと思います。しかし、電気・ガス・水道に関わるものは、近年の商品のほうがとても省エネで地球にもやさしいものだといえます。コンロ・エコ給湯器・節水トイレなど、光熱費も大幅にダウンできるので、あまりに古くなったものは徐々に交換されるといいでしょう。
断熱リフォームは健康面でも期待できます。急激な温度差が原因のヒートショックによる脳卒中などの突然死の予防につながるからです。 あたたかい布団から起きあがり寒い部屋に行く、寒い洗面所から急に熱いお風呂にはいるなど、急激な変化をつけないようにするために断熱は有効です。